Angelfish 動作環境


Angelfishは Linux や Windows 上で動作し、専用のデータベースとWebサーバーが組み込まれている自己完結型のアプリケーションですので、
データベースソフト や サードパーティアプリケーション を必要としません。


Angelfishをインストールしていただくマシンの環境や解析するアクセスログについては以下をご確認ください。

 項目  内 容
 サポートOS  Windows (64-bit)
  Server 2012, 2016, 2019, 2022, Windows 10, 11.

 Linux (64-bit) 
  最近の2.6または3カーネルのバージョン、
  Ubuntu 18-22, CentOS 7/8, RHEL 7/8/9, etc.

  ** Angelfish v2.xは埋め込みPerlライブラリを使用します。
    展開操作に/tmpを使用するため、/tmpが実行可能であることを確認してください。

 ソフトウェア要件  Angelfishは 専用のデータベースとWebサーバーが組み込まれている自己完結型の
 アプリケーションです。
 
 データベースソフト や サードパーティアプリケーション を必要としません。

 ハードウェア要件  Angelfishは最高のハードウェアを使用することにより、最高のパフォーマンスが得られます。
 高トラフィック環境では、高速なCPU&高速なディスクI / Oの恩恵を受けることができます。
 
 下記は最低動作要件です
  ・4つのプロセッサ コアまたはスレッド
  ・8ギガバイトのRAM
  ・50ギガバイトのストレージ、必要に応じて増加する
   レポートデータは解析ごとに生ログファイルのサイズの5~8パーセントを必要とします。
 
 ハードウェアの推奨事項  Angelfishは、より良いハードウェアリソースの恩恵を受けるデータベースアプリケーションです。
 
 ・ハードウェア
  基本的なレベルでは、Angelfish はデータベース アプリケーションです。
  パフォーマンスを向上させる最良の方法は、利用可能な最高のハードウェアを使用することです。
  高速ディスク、複数の CPU コア、および大量の要求をメモリ内で完了するのに十分な RAM です。

 ・ディスクI / O
  Angelfish のアプリケーション ファイルとデータ ディレクトリをローカル ストレージ、
  理想的にはローカル SSD ストレージに保存することをお勧めします。
  ネットワーク接続ストレージはログ ファイルには使用できますが、
  Angelfish アプリケーションとデータ ファイルには使用できません。
             
 ・CPU
  Angelfishインスタンスには最低4つのCPUコアを推奨し、レポートデータ/プロファイル/ユーザーの
  多い大規模な環境では8つ以上のコアを推奨します。
  デフォルトでは、個々の Angelfish レポート リクエストごとに 1 つのスレッドが使用されます。
  より多くのスレッドが使用可能な場合は、 [Advanced] タブの [API Threads] 設定で、
  プロファイルごとに各レポート リクエストに複数のスレッドを割り当てることができます。
  レポート要求ごとに 3 つ以上のスレッドを割り当てると、SSD を使用しないと
  ディスク I/O がボトルネックになります。

 ・RAM
  アクティブなデータ処理ジョブとレポート リクエストは RAM を使用し、OS がページ ファイルを
  使用しないように十分な RAM が必要です。
  最小 8 GB をお勧めしますが、環境に応じて増やしてください。
  Angelfish はより少ない RAM (たとえば 2 ~ 4 GB) で動作しますが、大量のレポート リクエストを
  行うときはリソースに注意してください。

 
 ハードウェア要件(事例)  Angelfishを導入された大規模サイトのお客様の事例を参考に示します。
 ※大規模サイトでは、agf.confでmax_threadsを指定できるLinux (64-bit) を選択してください。  

 ハードウェア要件
  ・16コア
  ・64ギガバイトのRAM
  ・SSD 4TByte
   解析ごとに生ログファイルのサイズの5~8パーセントのレポートデータが増えます。

 上記ハードウェア要件に対し、サイト規模やプロファイル数によってConfigパラメータを設定します。
 ★Ver 2.33の場合
  A社 agf.confの編集
   ・max_threads = 4 ※Linuxのみ指定可能
   ・cache_size = 100000
   ・commit_batch_size = 500000
  B社 agf.confの編集
   ・max_threads = 3 ※Linuxのみ指定可能
   ・cache_size = 500000
   ・commit_batch_size = 500000
 ★Ver 2.4+の場合
  ・max_threads = 1 ※Linuxのみ指定可能
   パフォーマンスの向上が必要な個々のプロファイルにスレッドを割り当てることをお勧めします。
   プロファイル設定の[Advanced] タブの [API Threads] で設定できます。
 
 レポートデータについて
 ※インストールディレクトリ
 AngelfishはWebサーバのアクセスログを解析し、 専用データベースにレポートデータを保存します。
 ※レポートデータは、生ログファイルのサイズの5~8パーセントを必要とします。
 レポートデータは、ルートAngelfishディレクトリの下のdataディレクトリ配下に格納されます。
  例) /usr/local/agfs/data/~

 毎日の解析で、/data下にレポートデータが追加され、容量が増えてまいります。
 運用後にAngelfishデータディレクトリを別の場所に移動することもできますが、
 インストール時に容量も考慮して、Angelfishディレクトリを指定してください。
 
 パフォーマンスを最適化する  ハードウェア要件以外のパフォーマンスを最適化する方法を示します。

 ページのレポート条件
  ・ページビュークエリパラメータの制限
   必要なクエリパラメータのみをレポートすることをお勧めします。
  ・ページビューファイルタイプの削減
   ページビューとしてカウントされるファイルタイプを指定します。
  ・ページビュークエリパラメータの制限
   詳細フィルターを使用して、不要な文字列をページから削除できます。
  ・ロボットなどの訪問を無視する
   しきい値を設定し、ロボット/クローラーからの訪問とページビューを自動的に除外します。

 ITレポートを無効にする
  ヒット情報/ダウンロード/盗まれた帯域幅レポートを無効にすることができます。

 Rawフィルターを使用する
  Rawのフィルターは、解析の訪問ロジックがスタートする前に適用されます。

 
 対応ログファイル
  フォーマット
 下記ログフォーマットは既に登録されています。
 ★お客様の独自のカスタムログフォーマットも簡単に登録できます。  

  ・W3C
  ・IIS
  ・Common log Format(CLF)
  ・Jira/Confluence
  ・NCSA Combined
  ・NCSA Combined + Cookie
  
  Angelfishは、圧縮されていないファイル、または.zip、.gz、.bz2形式の圧縮ファイルを処理します。

 
 ブラウザのサポート  Angelfishは、JavaScriptとJQueryを処理するほとんどのブラウザーで動作します。
 Angelfishは現在、次のブラウザをサポートしています。
 
  ・Google Chrome (newer versions)
  ・Mozilla Firefox (newer versions)
  ・Microsoft Edge
  ・Safari & Opera (newer versions)